レビュー
総合 | ★★★☆☆ |
---|---|
オリジナリティ | ★★★★☆ |
グラフィックス | ★★★☆☆ |
サウンド | ★★★☆☆ |
熱中度 | ★★★☆☆ |
満足感 | ★★★★☆ |
快適さ | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 15時間以上30時間未満(クリア済) |
プレイ日記
開始日 | 2009-07-23 |
終了日 | 2009-10-06 |
良い所
・独特な世界観
よくこんなこと思いつくなあ、と関心してしまうほど奇抜です。しかもある程度、科学的な根拠に基づいている。ということで、オリジナリティーは4点です。
・2012年に実際に起こる天体ショーの詳しい解説がある
・システムが使いやすい
・最後に話がまとめられている
インフィニティシリーズの中にはそうではないものがあるため、あえて挙げておきます。
悪い所
・現実味が薄い
世界観が独特すぎて、現実と照らし合わせるのが難しい。
・緊迫感に欠ける
インフィニティシリーズは閉塞的な状況における緊迫感がウリでしたが、このゲームではあまり感じられなかったように思います。主人公の置かれている状況自体が終盤まで謎のままだったので、楽観的な状況なのか、それとも絶望的な状況なのか、よく分からなかったためではないでしょうか。
・ゲーム独自の設定と、実際の事実との区別がつきにくい
例えば、研究結果を引用する場面などでは、実在する研究を引用する時もあれば架空の研究を引用する時もあり、たまに混乱してしまいました。混乱を避けるために、辞書機能みたいのがあったらよかったと思います。
・ボリュームが少なめ
感想など
・打越氏が手がけたインフィニティシリーズ(Never7、Ever17、Remember11)とEVE5はプレイ済みです。
・自分がこんな状況に陥ったらどうしよう、と手に汗を握ってしまうのがインフィニティシリーズの面白さでした。悪いところにも書いたように、このゲームでは主人公達の置かれている状況が終盤まで明かされなかったので、緊迫感があまり感じられなかったように思います。
・男性主人公と女性主人公のストーリーが絡み合うという点では、EVEシリーズに似ているという印象を持ちました。
・この独特の世界観の真相が明かされる瞬間は、非常に面白く興奮しました。分かりやすい実例もあり、これはあり得るかもと催眠術にかかったような気がしました。しかし、その後の展開で、その世界観とは関係のないトリックがいくつか追加されて(その時はその時で面白かったのですが・・・)、状況が複雑になるにつれて何が何だかわからなくなってしまい、最後はうまく丸め込まれたような感じで終わってしまいました。世界観についての素材は非常に面白く、ゲーム終了後もじっくりと考えることのできる内容だったので、わざわざトリックを追加して複雑にしなくても良かったのでは、と少し残念に思いました。
・ここのレビューを読んで過度の期待をせずにプレイしたので、思ったより楽しめました(ということで満足感は4点にしました)。相対性理論はあまり出てきませんでしたが、理系っぽい内容なので覚悟が必要です。また、天文学に興味のある方はより楽しめる作品だと思います。
12Riven -the ψcliminal of integral-(通常版)
- 出版社/メーカー: サイバーフロント/キッド/SDR Project
- 発売日: 2008/03/13
- メディア: Video Game
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