レビュー
総合 | ★★★☆☆ |
---|---|
オリジナリティ | ★★☆☆☆ |
グラフィックス | ★★★☆☆ |
サウンド | ★★★★☆ |
熱中度 | ★★★☆☆ |
満足感 | ★★★★☆ |
快適さ | ★★★★☆ |
難易度 | ★☆☆☆☆ |
プレイ時間 | 30時間以上60時間未満(クリア済) |
プレイ日記
開始日 | 2009-10-07 |
終了日 | 2009-12-13 |
良い所
・10曲もあるボーカル曲
出演者の歌うボーカル曲があるゲームが、個人的には好きです。それが10曲もあり、少し凝った試行もあり、BGMもなかなか良かったので、サウンドは4点です。
・快適なシステム
KIDから引き継がれたシステムは相変わらず快適。選択肢のところでセーブしても、状況がわかるようにロードしてくれるのはとても親切。ということで、快適さは4点。
・まとまりのあるシナリオ
メインヒロインのストーリーをベースに、サブヒロインのストーリーが組み立てられているのは好印象。全体的にもまとまりがある。また、女性視点を取り入れたことで、本編ルートにも厚みが増しているということで、満足感は4点。
悪い所
・マンネリ感の残るシナリオ
良くも悪くもメモオフらしいエンドに、がっかりする事が多々ありました。オリジナリティーは2点にしました。
・女性視点ルートの効果が薄い
良いところにも書いたように、女性視点を取り入れた効果が本編にも現れているので、改めて女性視点のみのルートが存在しても、その効果は薄いように感じました。
・あるヒロインの声
役に合わせて高い声で演技されている(と感じた)ヒロインがいますが、”作られた声感”がずっと抜け切れなくて、あまり感情移入ができない場面がありました。
感想など
今回プレイしていて、まず感じたことは、気まずさや重苦しさといった雰囲気がうまく演出されているということです。こんな微妙な感じが演出されているにも関わらず、ステレオタイプ的なエンディングが多かったのは、個人的には残念でした。”ヒロインA狙いだったけどやっぱりヒロインBエンド”とか、そんな微妙なエンドも演出できたんじゃないかと思います。
次に、今までのメモオフに比べて、女性視点的な記述が多いと感じました。それもそのはず、その後に女性視点ルートが控えていたのですから。女性視点のシナリオを作ることで、本編シナリオに厚みが増したのは成功だと思います。しかしその後で、同じストーリーの女性視点シナリオを公開することが必要であったかどうかは、今回は微妙なところだと思います。
サブヒロインを攻略している時は、メインヒロインのストーリーをうまく使っていると感じました。そのため、感情移入もすんなりできたような気がします。サブヒロインのシナリオを、別々のライターが勝手に書いていたらこうはなりませんので、全体を強力にまとめようとする意思が感じられて、とても好印象でした。
出演者の皆さんの歌が予想外にうまくて満足でした。個人的には、クロエこと後藤邑子さんの演技がとても良かったです。
- 出版社/メーカー: 5pb.
- 発売日: 2008/08/21
- メディア: Video Game
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